奥多摩に五右衛門風呂を求めて
平成16年2月29日(日)
コース: 練馬⇒新青梅街道⇒奥多摩⇒大麦代駐車場小菅の湯⇒県道18号⇒県道33号⇒檜原街道⇒都民の森⇒五日市街道⇒青梅街道⇒練馬


小菅の湯駐車場にて
今日は午前中雨との天気予報であったが、思いっきり外れてくれて朝からとても良い天気である。 これはツーリングに行くしかないと思い、家族の冷たい目をよそに、いそいそと出発したのであった。 行く先は
小菅の湯


ここはいわゆる日帰り温泉の訳だが、友人の話によると最近リニューアルして、なんと

五右衛門風呂が設置されているとのこと。

先日身体を痛めて寝たきり状態だった松千代にとっては湯治をかねてこれ以上の目的地はないではないか。 加えて昨日作った吸盤タンクバックのテストもしなくてはならないのである。

と言っても、家族のことで色々とあり、出発したのは11時頃であった。
日曜日のためか、道は比較的空いていて、12時半には奥多摩の大麦代駐車場に到着。 ちょうど到着前に我が松千代号のオドメーターが1000kmを超え、慣らしの第一段階が終了した。 大麦代駐車場で、レブリミットを6000rpmから7500rpmに変更する。 ついでに1000kmになると表示される、「
SERVICE」という表示をリセットする。 Tuonoのメーターは本当に多機能で、初回点検等、走行距離によって「店に定期点検にだせ!」と知らせてくれるお節介なメーターである。

このように世話を焼く

大麦代駐車場には、さすがに暖かい日曜日ということもあり、結構な数のバイクが止まっていた。 特に駐車場の一角を占める、
旧車会の連中が目立っていた。 旧車会とは、ビンテージバイクに乗っている旧車ではなく、旧車は旧車でも、GS400や、KH、FXや4フォア等の族車のことである。
要は、綺麗?にレストア?された昔の族車に乗って、特攻服等を着てツーリングを楽しむ連中である。 もちろん族の集会ではないので、ヘルメットはちゃんと被るし、信号無視もしない。 マフラーも五月蝿いだけの直管ではなく、ちゃんとある程度は消音されているのを付けている。 昔族だった、または族、族車に憧れていた人達が集まっているツーリングクラブみたいなものである。
しかし、見た目は族なのでやっぱり周りからは白い目で見られていた。

大麦代駐車場にて
白い軽の向こう側に
旧車会の面々がいる。

大麦代を出発し、小菅の湯に向かう。 途中、奥多摩周遊のゲート前から小菅に抜けるワインディングを軽くTuonoで攻めてみる。 見通しのきかないブラインドコーナーが多く、また道幅も狭い上、路面状態も余りよくないが、このようなシチュエーションで本領を発揮するのがTuonoファイターである。 オフ車のようなアップライトなポジションのため、視界が広く、恐怖感が少ない。 また非常にクイックに旋回するため、アウトにはらむことがない。 だから、コーナー進入前に十分にスピードを落とさなくても、難なく回ってしまい、出口が見えたらアクセルをひねると凄まじい勢いで加速して立ち上がっていく。 このリズムさえつかめば恐怖感なしにかなりのハイペースで走れてしまう。 まったく凄いバイクである。 
しかし、所詮はへたれの松千代、後ろにやる気満々の峠小僧に付かれたのを引き離そうと少し頑張ったが、無理をしてコケても嫌なので早々と道を譲るのであった。

峠小僧のおかげで、大麦代から20分程で小菅の湯に到着した。

小菅の湯入り口
さすが、日曜日ともあって駐車場は満杯である。 中はきっと芋洗いの混雑だろうと予想できるが、せっかく来たのだからとバイクを隅に止め、入浴することにする。
受付で、入館料600円(3時間)と貸しタオルセット(150円)を借り風呂場に行く。  案の定凄く混んでいた。 身体を軽く流し、外の露天風呂に行くと、あったあった、お目当ての五右衛門風呂が。 写真を見せられないのが残念だか、大きな壷に人間一人が浸かっていて、たしかに五右衛門風呂だ。

しかし、入ろうにも2つある五右衛門風呂には順番待ち状態でなかなか入れない。 露天風呂に浸かりながら根気良く順番を待って、やっと入れた。 
ちょっとぬるいが、手足を外に出して入るので、なかなか気持ちいい。 今度は是非平日の空いている時に来たい。

さて、小菅の湯でゆっくりと休んだのち、3時頃に出発。 来た道を戻るのもなんなのでツーリングマップルでルートを調べると、小菅の先から上野原方面に行き、途中左に曲がって県道33号に入ると甲武トンネルを経て檜原街道に出ることがわかった。 これは是非、先週走った都民の森までのワインディングをもう一度走るしかないと思い、一路上野原方面へ向かう。 気温はまだ14度。 結構暖かい。温泉で身体が火照っているのもあるが、暑いので、セーターを脱いだ。 こういう時タンクバックがあると便利だなとつくづく思う。 ゴミなんかも持って帰れるし、飲み物も入れておけるからね。
今度は景色を楽しみながらゆっくりと都民の森へ向かう。
県道33号から檜原街道へ入り、都民の森へ近づくと、けっこうコーナーを攻めているバイクが多いこと。 奥多摩周遊が通行止めなので、ゲートから都民の森駐車場までの区間を攻めているようだ。 松千代も一往複頑張って走ってみたが、Tuonoがまだ慣らし中で全開に出来ないのと、走り慣れていないためビビリが入って上手く走れなかった。 
都民の森駐車場には、さすがに前回来た時よりバイクが多い。 駐車場でコーヒーを飲みながら、眼下のコーナーを走っていくバイクを見る。 ビモータとZXー9Rが物凄い勢いで走っていた。 若いやつらは元気だな〜なんて思って見ていたら、ビモータが戻ってきて、ヘルメットを脱いだら50位のおっさんだった・・・・。

都民の森

道路側から

眼下のコーナー

意気消沈した松千代は、都民の森を後にし、帰路についた。 帰りながら、そのうち上手くなってやる〜と心に誓う松千代であった。

本日の走行距離:206km
燃費:14km/L (結構悪いね〜)