自作吸盤タンクバック

取り付け完成図
Tuonoのタンクは樹脂製なので、通常のマグネット式のタンクバックは使えない。 かといって、バグスター(三万数千円)やアプリリア純正(二万円)のタンクバックは高くってとっても買えない。 昔ながらのコロナのタンクバックという手もあったが、Tuonoの場合タンクの下の隙間がほとんどないので面倒くさそう。 こうなったら、自分で作るしかないと思い立ち、作ってみました。

まず、タンクにバックを固定する方法として、マグネット以外だと、マジックテープと吸盤が考えられる。 マジックテープだと、テープをタンクに貼らなければならず、タンクの美観を損ねる。 そこで固定方法は
吸盤式に決定。

ベースとなるタンクバックは、忍者の時からかれこれ6年愛用している、MotoFizzのタンクバック。 作業に必要な道具は、3つで200円の吸盤2個とハンダゴテのみ。

作業はいたって簡単。 吸盤を取り付けたい部位にハンダゴテで穴を開け、吸盤の根元を穴に通して、吸盤に付属している金具のフックを留め金として使い固定するだけである。 さて作業時間約10分にて下記の通り完成である。
ところが、いざタンクに取り付けてみると、実際にタンクに合わせて穴を決めた訳ではないので(とてもいい加減な性格である)、もちろん合わずにちゃんと付かない。 特に、本体はなんとかくっつくのだが、横のフラップがすぐ外れる上、脚に当たって邪魔である。
再度加工を加え、金具をフックとしてタンクバックの紐固定用のリンクへ繋ぐようにした。 また脚に当たって邪魔なフラップもハサミで切り取ってしまった。最終完成形が下記の通りである。

6個の吸盤の吸着力は思ったより強力で、ちょっとやそっと引っ張ったってびくともしない。 取り付けた感じもフラップがないせいかすっきりとして中々良い。
翌日早速テストツーリングへ行って来たが、ずれることも外れることもなく、上々の出来栄えである。 ただ、給油の時に外すのと、また付けるのがちょっと面倒くさいのが玉に瑕ではある。