珍マシンと行く名栗、秩父プチ
林道ツーリング
日時:平成15年10月8日(水) 天候:曇り         
コース:自宅→新青梅街道→成木街道→名栗湖(有馬ダム)→有馬林道→広河原逆川林道→名栗湖→国道299→秩父→国道299→飯能→国道16号→新青梅街道→自宅
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今回は、本来ホームページ上で予告していた通りソロで奥多摩のプチ林道ツーリングへ行く予定だったのだが、幼なじみの友人Gがニューマシンを手に入れたとのことで、そのマシンのお披露目を兼ねて一緒に行くことにした。 Gの希望で行く先を秩父と決め、秩父に抜ける良い林道はと探したところ、あった、あった。 名栗湖(有馬ダム)から有馬林道広河原逆川林道を通って秩父の浦山口へ抜ける道が。しかも有馬林道は一ヶ月前にジェベルで走ったばかりなので迷うこともない。 ということで今回は名栗から秩父へ抜ける林道ツーリングに決定!
さて、出発は朝の6時と決めていたが、松千代はなんと
寝坊をしてしまい、気づいたら6時半ではないか。あわてて飛び起きてシャワーで目を覚まし、用意をしてGにメールを打つと、なんと彼は、俺を置いてとっとと出発していた・・・・・。急いでこちらも出発。 Gの家はコースの途中にあり、俺の家からはどう急いでも30分。 Gは人を待つような殊勝な男ではないので、半ば一緒に行くのは諦め、のんびりと走る。 青梅街道を抜け、青梅から成木街道に入る。成木街道を入ってすぐのところに、いつも利用するコンビ二があるので、コーヒーでも飲もうと思い、駐車場にバイクを乗り入れると、いたよ。Gが。 どう考えても俺より一時間近く早く出発しているはずのGが何故未だこんなところをうろついてるのか? どうやら、
奴も寝坊したらしいな。
無事Gとの合流を偶然にも果たし、早速奴の傍らに止まっている赤いニューマシンを見せてもらう。まったく見たこともない妙なバイクだ。車名は、

ホンダCTX200 Bushlander AG
 
見たことも聞いたこともないバイクだ。 それもそのはず、Gの説明によると輸出専用車で、オーストラリアやブラジルで牧場作業用に使われている一種の特殊車両らしい。 外見上の特徴は、大きく頑丈そうなフロントキャリアとハンドルガード、巨大なリアキャリアが付いているのと、異常に大きい泥除けが前後に、あとサイドスタンドが両方に付いていることである。一生に一度お目にかかるかどうかというまさに

マニアのバイク
である。     後で乗らしてもらったので、ここで簡単なインプレッションを。
まず、オフ車の割にはシートが低い為、足つき性は非常に良い。ポジションは直立アップライトポジションで非常に楽。やや固めのシートと相まって、ロングツーリングには最高だろう。
操作性は、新車ということもあるのか、とにかく全てが固い。
走り出して見ると、タイヤが新しいのかフロントが重いのか、ややフラフラし、直進安定性に欠ける。慣らし中なので、エンジンを回せなかったが、動力的にはまあまあレベル。しかし、とにかくフロントが重い。丈夫で巨大なフロントキャリアとハンドルガードのせいで、軽快とは無縁のハンドリング。
                  良く言えば、実用車的な、悪く言えばロバのようなバイクである。
ひとしきりマシンを見せてもらい、コンビ二を後にする。成木街道から名栗郷に入り、名栗川沿いに少し走ると、比較的新しい石造りのダム、有馬ダムが見えてくる。このダムは、松千代が20歳位の時に出来たダムで、当時は友人達と夜中に来て、ここでは言えないようなイタズラをしたものだ。 管理者の皆さん、ごめんなさい。 もう時効なんで許してね。 ここに来るといつも当時の事が思い出される。
            

有馬ダム

有馬ダムでしばしの休憩をした後、ダム沿いの道を上流へ向かって進む。 10分程快適な舗装路を走るとマス釣り場があり、釣り場の受け付けの建物の先が、
有馬林道と広河原逆川林道の分岐点となる。  この分岐を右に行くと全線舗装された広河原逆川林道を経て秩父の浦山口へ抜ける。左へ行くと有馬林道となり、10km程度の未舗装路が続き、広河原逆川林道に合流する。 広河原の方には、土砂崩落の為通行止め。二輪車も通れません のようにバイクで来ても無駄だよと言わんばかりの看板が立ててあった。 しかし今回の目的は未舗装のダートを走ることなので、迷わず左に進む。 道はいきなり細く、勾配もきつくなる。舗装されてはいるが路面は非常に荒れている。 渓流沿いに15分位走るといよいよ未舗装路となり3つの林道の分岐点に着く。 林道の一つは左方向に伸びていく道で、どこに繋がっているのか不明。 もう一つは直進の道で、これは通行止めの看板がある。 最後の一つはUターンするように回って登っている道で、この道が広河原逆川林道へ繋がっている。 一ヶ月前にも来ているので、迷わずUターンする道を登っていく。

3林道の分岐点
分岐点から林道を登っていくと、道はさらに急勾配となり、また多少ガレ始める。 所々で土砂崩落の跡があり、どんどん標高を上げて行く。 気温もどんどん下がり、まるで真冬なみの寒さに感じる。
20分程走ると、前回来た時に
とても怖い思いをした場所にさしかかった。 

前回来た時は一人で来て、初めて走る林道ということもありゆっくりと景色を楽しみながらこの場所まで走ってきた。コーナーを曲がってこの場所にさしかかったとき、目の前20m位の所に
大型の野犬の群れ
が道を塞いでいた。よくよく見ると首輪らしいものをしている上、毛並みが良さそうな犬ばかりなので、野犬ではなく猟犬の群れであろう。 いずれにせよ、放し飼いになっている大型の犬の群れが道を塞いでいた。 驚いて止まっていると、こともあろうに犬どもは吠えながら
こちらに向かって走ってくるではないか。 まわりに飼い主の姿も見えず、逃げようにもUターンする時間もない。 このままではかなりヤバイと思いここは一か撥か中央突破しかないと思い、フル加速して犬どもの間をすり抜けた。 そのまま走りながらバックミラーを見るとなんと追いかけてくるではないか。 焦りながらも転ばないように慎重に走りながら犬どもを引き離していき、結局1km位は逃げたと思う。

このように前回怖い思いをした場所ではあったが、今回はGも一緒なので安心である。バイクを止め、Gに事のあらましを説明し、写真を撮る余裕も見せた。

犬が道を塞いだ現場
犬現場を後にして、更に林道を登っていく。 カーブを曲がると目の前20m位のところに今度は
大きな牡鹿
が崖に前足をかけて立っていた。 驚いて急停車し、鹿だ!とGに向かって叫ぶと同時に牡鹿は崖の下にジャンプして見えなくなってしまった。 ほんの一瞬の出来事だったが、大きな立派な角が印象的だった。 毎年北海道にツーリングへ行くG曰く、「北海道以外で野生の鹿に遭遇するのは珍しい」とのこと。 なんか得した気分になりました。
鹿遭遇の興奮も冷め遣らぬ間に更に林道を登っていく。鹿の事など考えながら走って、ふとカーブを曲がると突然、
またいやがった・・猟犬の群れが。2〜30m先に10匹位。
しかも今回は最初からこちらに向かって走ってきやがる。 その上、犬の群れの後ろから飼い主らしい人物がワンボックスで付いてきていた。 驚いて停車すると後ろのGの

「うわぁ!」
と言う驚きの声が。 だから言っただろ、犬がいるって。 犬といってもチワワやプードルじゃないぞ。 猟犬だよ、猟犬。チワワに噛まれたって結構痛いってのに、一体どうしたものかと考えているそばから、目の前に迫ってきた。
前回同様このままでは最悪、犬どもにかじられると思い、前回のように中央突破することに。 
発進し、無事Gともども横をすり抜け一癖も二癖もありそうな人物が運転する車の横もすり抜けてバックミラーで確認すると、さすがに今回は追いかけては来なかった。 でもね、お願いだから
止めてくれよ、猟犬の放し飼いは。

猟犬の群れから離れ、少し走ったところにずいぶんと景色の良い場所があったので、気持ちを落ち着ける為にしばしの休憩を取る。 バイクを止め足元をふと見てみると、なんと鹿の糞があるではないか。
今から思えば、もしかしたら、最初に見た立派な角をした鹿は、あの猟犬達に追われていたのかもしれない。林道沿いに逃げてきて、自分達のバイクが来て、前にも後ろにも行けなくなって、焦っていたのかも。
そう考えると、鹿が無事に逃げおおせる事を祈らずにはいられない。
             


景色の良い場所

鹿糞
しばしの休憩ののち、出発。 ほどなくすると突然舗装された道に突き当たる。この舗装された道が
広河原逆川林道で、右へ行くと有馬ダム方面、左へ行くと秩父の浦山口へと繋がっている。
何故か逆川林道から自分達が来た有馬林道への入り口には柵があり、工事中につき通行止めとかいてあった。 
工事なんかしてなかったぞ!!おい。

有馬林道への
入り口
さて、ここまで来たのだからもちろん秩父に抜けるため、広河原逆川林道を浦山口方面へ行くことにする。
この林道の入り口にあった看板に

「土砂崩落、通行できません。 二輪車も通行出来ません。」
としつこく書かれていたことをふと思い出したが、工事中と書いて工事していなかったりしたこともあり、とりあえず
信じないことにする。
広河原逆川林道は綺麗に舗装された非常に走りやすい道路である。 進むに連れどんどん標高を上げていき、どんどん寒さが厳しくなってくる。 加えて霧が出てきて回りが真っ白になってきた。時間は1時頃で、腹も空いてきたこともあり、一層寒さが身にしみる。寒さに堪えながら、早く秩父に抜けて、昼飯を食べることを夢見ながら先に進む。 途中数台の車とすれ違う。 なんだ、やっぱり通行できるじゃん。なんて考えながら、峠らしき所に到着。 そこには
「6km先土砂崩落。通行止め」としつこく看板がかかっていたが、完全に無視する。 そこから今度は下りになる。ある程度下ると霧が晴れ、景色が良くみえるようになった。 軽快にコーナーを下っていき、景色が開けたところで走りながらふと崖側を見てみると、見事に土砂が崩落して道がなくなっているのが見えるではないか。

林道の先が崩落
諦めてUターンしようかと思っていると、Gが、「せっかくきたから近くまで行ってみよう」と言うのでとりあえず行ってみることにする。
近くに行ってみると、かなりの大規模な崩落で、道が完全になくなっていた。 これじゃ確かに
二輪車も通れない。 土砂崩れの近くで写真を撮ったりしていると、上の方から小石かなんかが転げ落ちている音がしてさすがに身の危険を感じたので早々にここを後にする。

土砂崩落の場所

来た道をひたすら戻り、峠らしい場所で、景色を眺めながらどうやって秩父に行くかを検討する。霧が晴れていたので遥か彼方の下方に有馬ダムが小さく見える。あそこまで帰るのかよ、と考えると気が重い。
ふとそこにある看板に目をやると、どうやら晴れた日には
東京湾も見えるらしい。本当なら一度見てみたい。

峠の看板
さて、名栗から秩父へ林道で抜けることは諦めて素直に有馬ダムに戻ることにする。 30〜40分で有馬ダムに戻り、そこから正丸峠の近くを通って国道299号へ。国道299を使って秩父市内に入った時は、既に3時頃。腹も限界まで空いていた。 西武秩父駅の近くの無料駐車場にバイクを止め、なにか美味そうなものはないかと、あたりを散策する。 お花畑駅の方に行くとなにやら怪しげなラーメン屋が。
ラーメン屋の名前がなにやら元気が出そうな名前なので、ここで食事することに決定。 中に入って
元気が出そうな名前のラーメンをGと一緒に注文した。 味は結構美味かったが、もう少し具のボリュームがあっても良いのではと思った。 自称グルメで、ラーメン、というか食い物全般にうるさいGも納得する美味さだった。 あと、屋号と同じラーメンの名前を何とかして欲しい。注文する時恥ずかしいから。

お花畑のラーメン屋

ラーメンでとりあえずおなかを落ち着かせ、西武秩父駅に戻る。 西武秩父駅には、
仲見世というお土産物屋やレストランが集まったモールのような所があり、暇つぶしに見てまわることに。 そうすると、あるお店で長さ1m以上あるお化け麩菓子
を発見。早速買って食べてみた。 食えるかどうか心配だったが、ほとんど空気みたいで、あっという間に食べてしまった。 とても美味しかった。

秩父仲見世

お化け麩菓子

4時過ぎまで仲見世でゆっくりして、帰路についた。 ルートは、国道299から飯能へ抜け、国道16で
新青梅街道へ。そこから新青梅街道をつかって帰宅。 途中焼肉食べ放題に寄ったりしたので、家についたのは夜の9時過ぎ。 
久々のツーリングで若干疲れたが、色々なことがあって非常に楽しいツーリングでした。

                      
おしまい。