茂原モトブレイク 雌伏編
平成17年 3月18日(土)
今回も、茂原サーキットで行われる走行会「モトブレイク」へ参加してきました。 前回は9月の終わりでしたので約半年振り、3回目の茂原サーキットです。
初回は、ナップスの走行会で、ウェットコンディションに加えて事故後2ヶ月でまだトラウマ状態でしたので、ほとんどリハビリ走行でした。 膝すりを会得して望んだ2回目は、だいぶ本調子で走れたのですが、タイムが目標の1分をあと一歩の所で切れず、悔しい思いをしました。 そして今回、前回の1分切りを絶対目標としての参加でした。 今回は、オーリンズのステダン、パイロットパワー、バックステップ、そしてTIGのロムと前回よりかなりバージョンアップしたTUONOでの挑戦です。
さて、目標の1分は切れたのでしょうか。
出発の朝
今回は、アプリリアMLのメンバー4人と仕事場のアルバイトのバイク好き大学生、K君そして松千代と総勢6名の参加です。 K君とMLメンバーのファイアーさんと舞浜の先のローソンで6時半に待ち合わせをしていたので、朝5時半に家を出発。 先日の悪天候が嘘のように静かな朝でした。 6時20分頃にローソンに到着するともう既に2人とも来ていました。 少し休憩と談笑の後、6時40分に出発、途中混雑もなく、無事8時10分頃に茂原サーキットへ付きました。 既に多くの参加者がパドックを埋めており、もちろん、他のMLのメンバーも全員揃っていました。 空いていた一番端のパドックを使うことにして、バイクを止め早速走行の準備に入りました。
今回は気持ちの良い晴れの天気で暖かく、コースも完全なドライコンディションで、久々の走行を前にしてワクワクしてきました。
今回は、1分切りのため、クラスを一つ上げ中級の下クラスでの走行です。 このクラスだとだいたい1分前後の人が多く、速い人は56〜58秒位で走りますので、その人達について行けば自然と1分は切れると思います。 
ちなみに、バイク小僧でサーキット走行も豊富なK君も同じクラス、あと、MLのダカさん、Holyさんもこのクラスの走行です。 そしてベスト56秒台のMsftさんは中の上、ファイアーさんは、サーキット走行初めてとのことでしたので、初級の参加でした。
 
出発の朝                   パドックにて
1回目
まず、初級のファイアーさんからの走行でした。 ファイアーさんはサーキット初めてということでしたが、数週すると慣れたのかどんどんペースを上げてきて、どんどん前を抜かしていました。 初めてのサーキットで始めてのコースにも関わらず、1回目から1分2秒位のペースで走ってました。 初級ではダントツに速かったので、クラスを松千代達と同じ中の下に上げるように言いましたが、もう一回初級で走りたいとのことでした。 フォームはリーンウィズですが、Tuono仲間のKEN2さんのフォームに似ている感じで、スムースで速いです。
そして松千代の1回目。
久しぶりのサーキットなんで、少々緊張しながら走り始め、徐々に身体とバイクを慣らしていきます。 今回は中の下クラスなので、前に離されないように必死で付いていくことばかり考えてましたが、最初はペースが上がらないのか結構前が詰まる感じで周回が続く。 今回は1分切りが目標なので、1回目から1分00秒位のタイムを出したいと思っていたが、このままでは出せないと思い、どんどん前を抜き始める。 何周かして前が空いたので、飛ばし始めるが、数周で後ろから2台にあっさりと抜かれてしまった。 さすが中級には速い人がいる。 付いていって引っ張ってもらうにも相手が速すぎで付いていけない。 そんなこんなで1回目は終了。 ベストタイムは、1分02”220秒でした。 ちなみにHolyさんは56秒台くらいで中の下ではダントツの速さ。 NSRのK君はまだコースに慣れてないせいか1分ジャスト位、ダカさんも1分位でした。

  
2台のTuono ファイアーさんと松千代                   NSRのK君
2回目
2回目の初級。 Tuonoのファイアーさんはコースにも慣れたのか、2回目で既に1分00秒台を出していた。 さすがファイアーファイターだけあって、ストリートファイターのTuonoが良く似合っていた。 松千代も初めてサーキットを走る自分以外のTuonoを見たが、結構サーキットも似合うカッコいいバイクだなと惚れ直してしまった。
さて、松千代の2回目。 とっとと1分を切りたかったので、前の方に並び、最初から飛ばし始める。 前にダカさんがいたので、付いていって引っ張ってもらいながらペースを上げていく。 すると最終コーナーで左膝を摺りはじめた。 久しぶりの膝擦りの感覚で一気にハイになり気持ちよく飛ばし始める。 ダカさんと何周も一緒に楽しく走って2回目は終了。 Holyさんはあまりにもペースが違いすぎ、一度も姿を見なかった。 後ろにいたはずのK君は走行中にオイルランプが付いて一度ピットに戻ったそうだ。 そして、2回目のベストタイムは・・・・

59秒426!! 


とうとう目標の1分切りを達成しました。
っていうかとてもレベルの低い話ですが、でもとても嬉しかった。 
まずは第一歩、前に進んだ感じです。
やはりクラスを上げて、速い人に引っ張ってもらう作戦は大成功でした。
HOLYさんは既に55秒台、Msftさんは56秒台を出しているので、早く追いつきたい。3回目以降に期待です。
 
引っ張ってくれたダカさんのミレと松千代
3回目
3回目からファイアーさんがクラスを上げ、世にも珍しいTuono2台のランデブー走行が実現しました。 ミレのダカさんも入れるとRSV3台の数珠繋ぎ走行です。思いっきりアプリリアの宣伝になったでしょう。 これで速ければですけど・・・・・・。 そしてHOLYさんは今回を最後に午後からは上級に2階級特進するそうで、一緒に走るのはこれが最後となりました。 今回は速いHOLYさんに出来る限りくっついていく作戦に出ました。 スタート時の順番は、ダカさん、2台挟んでHOLYさん、松千代、ファイアーさん、K君という感じです。 スタートしてからすぐにHOLYさんが前の2台を抜いていきました。松千代も必死に抜いて付いていきます。 HOLYさんはダカさんも抜いて、あっと言う間にどんどん離れて行きました。 松千代もダカさんを抜こうかと思いましたが、速いのでなかなか抜けません。 どうやら後ろにはファイアーさんがくっついているようでした。 そのままRSV3連で数週して3回目は終了。 ベストタイムは59秒388。 2回目より若干のアップでした。 膝もガンガン擦り始め(相変わらず右はあと少しで摺れませんが)、とても気持ちよく飛ばせました。ダカさんは58秒台で、自己のベストを更新したようです。 しかし、何よりも驚いたのがファイアーさんで、なんと59秒00台を出していました。 初めてなのに恐るべしファイターです。
っていうか、同じバイクで経験は上のはずの松千代は立場なしってところでしょうか・・・・・・。 午後に賭けます。 頑張らねば・・・・・・・・・・・。

RSV3連星 ジェットストリームアタック!!
4回目
昼飯を食べ、最初の走行です。 お腹がいっぱいなのと、タイヤが冷えてしまっていたのでこの回は無理をしないように走りました。 他のみんなも同じみたいでどちらかというとまったりとした走行でした。 タイムも1分ジャスト位で終わりました。
上級に移動したHOLYさんの最初の走行でしたが、コースインした途端、スリップダウンしてしまい、バイクのステップを折り、クランクケースにひびが入り、オイルが漏りはじめたため、走行中止となってしまいました。 やはり昼休み後の1発目は十分注意が必要だと痛感しました。
5回目
さて、最後の回は危ないというジンクスが松千代にはあるので、実質この回がベストタイム更新の最後のチャンスとなります。 この回から58秒台で走っていたK君がクラスを一つ上げたので、ダカさん、自分、ファイアーさんの3人での走行となりました。 松千代はスタート直後からダカさんを追いかけてどんどん飛ばして行きました。 途中ダカさんも抜いて、前が開けたので、とにかく頑張って走りました。 そうすると最終、2コーナー、左ヘアで左膝をガリガリ摺るようになって、そうなるとがぜん調子が乗ってきて、ヘルメットの中で奇声を上げながら攻めました。 ストレートエンドでも車速が115km出るようになり、スピードに乗ってるようです。右が左のように気持ちよく摺れないのは本当に残念ですが、それでもとても楽しくっていつまでも走っていたいと感じました。 走行を終えタイムを見てみると・・・・・・・・
ベストは、58秒286でした。 これ以外でも58秒が2回連続で出ていたので、かなりペースアップ出来たみたいです。 前回のモトブレイクより約2秒アップできたので、今回のモトブレイクは大満足・・・・・・・と言いたいところでしたが、なんとファイアーさんはベスト58秒200・・・・・・・・・・・・・・恐るべし、ファイターです。 更に頑張らねば・・・・・・・・・・。
 
最終コーナーで ダカさんと松千代
6回目
そしていよいよ最後の回となりました。 松千代は最後はツーリングペースで締めようかと思っていたのですが、ダカさんが前にどうぞと前を空けてくれて、その前2台はこのクラスでは1〜2に速いグースとXJR1300でしたので、周回遅れにつかまるまでこの2人についていこうと考え、グース、XJR、松千代、ダカさん、ファイアーさんという順番でスタートしました。 最初から結構飛ばす前の2台に離されないようにしてましたが、一度緩んだタガはなかなか閉まらず、徐々に離され始めました。 そして右ヘアピンの立ち上がりでインに顔を覗かせたバイクがいたので、そのままパスさせるとなんとファイアーさんのTuonoでした。 どうやらダカさんを抜いてそのまま自分も抜いて、前の2台をも捉えようかという勢いでした。 せっかくのチャンスなんで後ろについて行きましたが、どんどん差が開いてしまいました。 僅か数週でメインストレート1本分も離されてしまったので、もはや追跡はあきらめ、前が詰まったのを気に早めに走行を終えました。 この回のベストタイムは1分00”509。 対してファイアーさんはなんとベスト更新の58秒00台でした。 なるほどあっという間に離されてしまった訳です。 中の上に上げたK君は57秒台後半がベストで、彼の本当の速さからすると大分不本意なタイムのようでした。 その日のベストタイムの総合成績では、なんとこの3人が並んで、K君、ファイアーさん、松千代と40、41、42位でした。

最初のうちはこんな感じで付いていったのですが・・・・・・この後チギられました・・・・。
今回のモトブレイクは、前回どうしてもできなかった1分切りを果たし、前回のベストを約2秒更新するという大満足な結果でした。 そして多くの友達と楽しく走れ、とても充実した休日を過ごせました。 しかし、総合タイムもほぼ真ん中位、そしてサーキット初心者のファイアーさんにもタイムで負けてしまい、まだまだ修行が足りないと痛感する1日でもありました。  
さて、次回からの目標は、56秒台を出すこと。あと少しで摺れない右膝を摺れるようになること。 そしてクラスを中の上に上げることでしょうか。 それまでは雌伏編は続きます。