モトブレイク     in Mobara Twin Circuit
平成17年10月29日
今日は、茂原ツインサーキットで毎月開催される、「モトブレイク」という走行会へ参加してきました。この走行会は一日タップリ走れて7、500円と格安なのが魅力です。
茂原サーキットは、ミニサーキットにしてはコース、設備共に良く、また他の多くのサーキットと異なり左コーナーばかりのレイアウトなので左好きにはたまらないサーキットです。
モトブレイクに関しては、ココのバイク関係をクリックして下さい。

松千代の今回の目標は、
@楽しく気持ちよく走ること。
A茂原サーキットでの初心者の目標である1分を切ること。
B前回左膝を擦ることが出来たので、それがまぐれでないことを証明することと、できれば右を擦れるようになること。

以上3点です。 
二日前までの天気予報では、降水確率70%ともはや絶望的なコンディションを予想していたのであるが、前日午後になって20%となり、しかも降るのは午後らしいとのことで最悪午前中だけでもドライで走れると、意気揚々と朝5時半に出発。 貧乏の松千代は、お金の節約のため下道オンリーで行くので茂原サーキットまで約2時間半かかるのである。
途中幕張のあたりで、一時小雨に降られてしまい、これじゃあまたウェット走行じゃないかと天気予報を激しく罵る松千代であるが、茂原街道に入るあたりで雨は止み、路面もドライなのでサーキットも大丈夫だと信じる。 無事8時に茂原サーキットへ到着すると、既に今日一緒に参加するアプリリアOCのmsftさん(通称:監督)が既にパドックを確保し、CBRレーサーをスタンバイさせていた。松千代も隣のパドックが開いていたのでそこを確保する。 一緒に参加するはずのHolyさんがいないのが気になるので監督に聞いてみると、前日飲み会だったらしくたぶん寝てるんじゃないとのこと。 監督が電話するとやはり自宅で寝ていて、今回はパスするとのことでした。 残念です。
少しするともう一人アプリリアミレの人が来て、今回は3人で仲良く走ることになりました。 といっても、松千代は初心者クラス、監督とミレの人は中級下のクラスです。
  
出発の朝                    パドックにて
モトブレイクは走行枠が、初級、中級、上級の3クラス(休日開催は、中級が上下に分かれて4クラス)に分かれており、だいたいのタイムが、
初級:〜1分位まで
中級下:1分前後
中級上:57秒前後
上級:55秒〜
となります。
一回の走行枠は12分〜15分で、午前3本、午後3本の計6本走れます。
一回目
松千代の初級1回目です。 コースは完全ドライで、気温も17度位と絶好のコンディションでした。 初級20人位いる中真ん中位からスタート。 数週はタイヤを暖めながら様子を見る。 サスペンションのセッティングは前回トミンのままだが、これが物凄く走り易い。 特にシケインの切り替えしなんかは面白いように曲がるので、とても気持ち良い。 前輪の不安感も皆無で、接地感が判りやすく、我ながらベストのセッティングが出せたと思う。 そして今回はスピードメーターにガムテープを貼り見えないようにして走った。 これは、以前スピードメーターが死んでいるレーサーで走った時に気づいたのだが、メーターで速度が出ると、その速度を見てビビッてしまうので、見ないで感覚だけを頼りに走った方が自分の場合恐怖感無く速く走れると思ったからである。 慣れてくると前が詰まるので、どんどんパスしていく。 最終コーナ−も前回と違いスピードが乗っているようだ。 結局1回目は軽く流したつもりだが、前をパスするのが忙しく、あっという間に終了。 タイムは1分3秒709でした。
一回目
1回目でかなり前が詰まったので、2回目ま前の方に並ぶ。 松千代の前にいるのは、赤のドカ996、ゼファー、ZX−10Rの3台である。 走行開始直後から4台での走行になる。 どうやらこの4台が初級ではタイムが速いらしい。 松千代は抜かすのは苦手なので、後ろについて行くが、余裕で付いていける。 そうこうしているうちに10Rがミスして脱落して行った。(その後無理してコケたらしい) ドカとゼファーを追いかけるが、この2人にも余裕で付いていける。 直線の立ち上がりでゼファーをパスし、ドカを追いかけるが、彼はなかなか抜かせてくれない。 そうこうするうちに周回遅れが出てきてパスするのに忙しくなる。 でもこれで追い抜くのが少しは上手くなるかも。
結局ドカは抜けずに2回目終了。 いまだ左右とも膝は接地せず。ベストタイムは1分1秒172でした。
一回目
この回から、目標は赤いドカ996一人と決め、彼の後ろに並ぼうとするが、彼の友人のゼファーがその間に入るので3台目に並んだ。 今回からシフトチェンジパターンを変えることにする。 前回までは最終前で3速に入れて2コーナー前に2速にシフトダウンしていたのだが、メインストレートの立ち上がりが遅いのと2コーナー進入のシフトダウンで間があいてしまうので、2速ホールドで行くことにする。 スタート直後から前の2台は飛ばし始めるが、難なく付いていける。 直線の立ち上がりで邪魔なゼファーをパスする。 今回は2速ホールドのため、余裕でパスできた。残りはドカである。ドカはさすがに立ち上がりが同じくらい速いので、メインストレートで抜くのは無理っぽい。 数週後ろにぴったりついて走っていると、シケインと右ヘアピンの立ち上がりが自分より遅く、立ち上がりではらむようなので、右ヘアピンの立ち上がりでインに入り難なくパス。 やっと先頭になったので、自分のペースで飛ばし始める。 そうすると最終コーナーと2コーナー、左ヘアピンで左膝が接地するようになった。 調子に乗って右膝を右ヘアピンで擦ろうと頑張るが、スピードが乗らないのか全然ダメである。 先頭に立って2週目程廻ったところで周回遅れに遭遇。 パスに手間取っているところをドカとゼファーに抜かれる。  ゼファーをメインストレートの立ち上がり加速でパスし、ドカを追いかけ始めた所でチェッカーフラッグ。  ベストタイムは1分00秒234。一回毎に約1秒ずつタイムを詰めているので、午後の走行に1分切りを賭ける。
一回目
昼食を腹いっぱい食べ、1時間の休憩の後の1本目。 タイヤも冷めてるし、満腹の為、最初の1本は様子見で走ることにする。 今回もドカの後ろにつこうかと思ったが、準備に手間取っているうちに10台目位になってしまった。 走り始めから遅い人をどんどんパスしていく。 速くドカに追いつかなくては。 5週位してやっと遅いグループ全員をパスし、ドカの追撃に入るがもう既に遥か先で後ろも見えない。 その代わり自分のペースで走れるのでガンガン飛ばし始める。 1分00秒台を連発するが、数週して周回遅れに遭遇。結局ドカには追いつけず終了。 この回のベストタイムは1分00秒642。 膝を全く擦らずに00秒台が出てたので、次の走行に期待。
一回目
松千代のジンクスとして、最後の1回ってのは一番危険なためツーリングペースで流して終了としたいので、実質今回が1分切りの最後のチャンスである。 そのため、今回は先頭に並び、周回遅れまで自分のペースで全開走行をするつもりでいた。 ところが、松千代より一足先に女性ライダーに並ばれてしまった。 それならと、走行開始して最初の右ヘアピンで無難にパスし、後は全開走行である。 今回はドカとゼファーの2人は走行していない(後で知ったが、中級にクラス替えしていた)ので目標となるライダーがいないのは残念だが、取りあえず自分のペースで走れば1分は切れるだろうと思って走った。 3週目あたりから膝も擦るようになり、ストレートのスピードの乗り、1コーナーの進入と今までで一番乗れているような感じだ。 数週すると、どうやら1台かなり速い奴が後ろについているようだ。 2コーナーで若干はらんだ時、インから抜こうとしたそのバイクは赤いSVであった。 その時は抜かせず、そのまま2台で競り合いながら数週する。 ぴったり後ろについて離れないところを見るとどうやら自分よりペースが速そうだ。こんな速い奴初級にいたかな〜と考えながら走った。 ただ、こっちも立ち上がりは速いバイクなので抜くに抜けないようで、そうこうしているうちに周回遅れに遭遇し始めた。 左ヘアピンで周回遅れに追突しそうになりアウトに逃げた松千代のインをついてSVが周回遅れごと抜いていった。 こうなったら自分より速いであろうSVについて引っ張ってもらえば簡単に1分切れるだろうと思い、追いかけて行くが、どんどん周回遅れが出てきてパスに手惑ってるうちに差が開いてしまった。 そうこうしているうちにチェッカーが降られ走行終了。
今回はスピードにのってたつもりなので、たぶん1分は切れてるだろうと思ったが、ラップタイムモニターをチェックして唖然。 1分00秒160・・・・・・・・。 1分00秒前半を連発するも、とうとう切れず。 こうなると走り方、ライン取りが悪いのか、直線の加速が悪いのか・・・・・。 こうなると自分の感覚で走るよりも、誰か自分より速い人の後ろについて走るしかないと思った。 監督は56秒台、ミレの人は59秒台で走っているようなので、悲願の1分切りに焦る松千代であった。
    
最終コーナー               苦手な右ヘアピン              SVの人と
一回目
さて、いよいよ最後の走行である。 最後はゆっくりと流して終了するつもりであったが、未だ目標の1分が切れていないので、今回も頑張ることに。 今回の作戦はというと自分より少し速いSVの人(彼は平均して1分〜59秒台で走っていた)の後ろについて彼に引っ張ってもらおうとなんとも他力本願な作戦に出る。 走行時間が近づいてくると、早々と準備してSVの人が並ぶのを待つ。 ところが前のクラスで終了直前に転倒があり、その処理のため少々待つことに。 ボーっと待っていると突然「初級クラスの方、走行開始してしてください。」との放送が。 ところが誰も並んでいない。 もちろんSVの人も。 仕方ないので誰もいないコースに走りに出る。こうなったら、ゆっくり走ってSVの人が抜いていったら追いかけようと作戦変更。 ところが、一周すると遅れて準備した人達がどんどんコースインしてくるので、1週目から遅いバイクをパスすることに。 数週しながらSVを待つが、一向にSVが来ない。 後で知ったが彼は走行しなかったそうだ。 仕方ないので、自分で飛ばし始めるが、先行車がいてなかなかクリアーラップが取れない。 ふと後方を見るとかなりのハイペースのRS250が追いついてきた。 彼は監督の顔見知りで、かなりの常連で速いにも関わらず初級でいつも走っているという人である。 これはラッキーと思い、彼を先に行かせ、後ろにつく作戦に出る。 幸い何故か走行台数も少なく(後で知ったのだが、松千代が走り出してすぐに小雨が降り始めたため走行をやめた人が多かった。松千代は全く気づかなかった。)絶好のチャンス到来である。
最終コーナ−の手前で思いっきり速度を落としRS250を待ち、先に行かせる。 その後猛然と追撃に入る。おっ、なかなかいいペースじゃないか。 これなら1分切れるかもと喜んだのもつかの間、1週もしないうちに最終手前で彼はスローダウンしピットインしてしまった。 あまりにも露骨に譲って後ろについたのが気に喰わなかったのかな〜などと考えながら松千代も落胆のあまりスローダウンし、ゆっくりと最終を廻り、ストレートもゆっくりと加速した。 後で知ったがこの周のタイムは1分1秒台だった。 スローダウンしなければ1分切れたかもしれないと思うと残念である。 そしてゆっくり走って始めて雨が降っていることに気づいた。 どうやらRSの人は雨が酷くなってきたのでピットインしたようだ。 松千代も諦めてその周で走行を止めピットに入る。
この回のベストタイムは、1分01秒400。RSの人について走った時のタイムである。 
一回目
今回は1分を切れず、ベストラップ 1分00秒160で終了となりました。
1分切りをするには誰か自分より速い人に引っ張ってもらう事、 周回遅れがないことが必要で、そう考えると次回のモトブレイクは中級に申込んだ方が良さそうです。 中級なら1分を切る人ばかりだし、自分が周回遅れになっても周回遅れに詰まることはないだろうと思います。
まあ、トータル70週しましたが、怖い思いをすることは一度もなく、左膝も擦れたので、楽しく走れて良かったかなと。  しかし右膝は相変わらず擦れないな〜。 トミンで修行しなければ・・・・。