今日は仕事は休み。しかも爽やかな秋晴れだったので、以前から一度やってみたかった、
荒川を土手沿いにどこまでさかのぼれるか
にチャレンジしてきました。
まず、家に一番近く、子供の頃は自転車で良く釣りに出かけた、和光市の笹目橋のところから
上流に向かってスタートです。 今回はソロの予定でしたが、どうやら幼馴染で最近オフ車を買った、
Gも仕事が休みらしいので、いつものごとくどこかで合流することにする。
それでは出発! |
とりあえず土手の上を上流に向かって走っていくが、
「一般車両通行禁止」
とかいう看板がやたら多くて困った。松千代は一応良識のある社会人のつもりなので、看板は無視できない。
よってこのような看板のある場所では土手を下って、下の道なき道を走ったり、逆に土手に駆け上って
上を走ったりしながら迂回して進んだ。 このような時はハスラーのオフ走行性能をいかんなく発揮できる
ので結構楽しかった。 しかし、昔(20年位前)はこんな通行禁止標識なんかなかったのに・・・と
考えながら走っていたら、理由がわかりました。 昔は河原は藪だらけで何にもなかったのに、今はゴルフ場
だらけ。そりゃ危ないよね。ゴルフ場のコースの横をバイクや車が走ってたら。 結局ゴルフ場のせいで
気軽に河原で遊べなくなってしまったということだね。でも、問題はそれだけじゃない。原付バイクでのんびり
河原を走ると次から次へと目に付くゴミの山。不法投棄の粗大ゴミだらけじゃないか。
こういうのを見るといつも感じるけど、日本てほんとにレベルの低い国だと思うし、自分が日本人ということが
恥ずかしくなる。これじゃ発展途上国と一緒だろ。先進国ヅラしてるけど、文化レベルはお粗末だね。
少しはヨーロッパを見習ったらいい。 行政としては、不法投棄を減らす目的もあって一般車両の河原への
進入を規制するのも判るけど、もっと他にいい方法はないのかと思う。だって、河原は気軽に遊びにこれる
のがいいからね。
乱立するゴルフ場と粗大ゴミの山に癖々しながら土手を進むと、なにやら人だかりが。平日だというのに
なんだろうと近寄ってみると、なんとここはかの有名な
タマちゃん
の生息地だった。最近テレビではめっきり見なくなったのでどうしたのかと思っていたが、どうやらまだ元気
に住んでいるらしい。 川に近寄ってしばし見てみたが今日はどうやらいないみたい。 残念。
人だかり |
こんな看板が・・ |
たまちゃんスポットを後にし、更に上流に向かって走っていく。 途中道路や電車の鉄橋にあたる度に土手を
下ったり、上がったりしてオフの醍醐味を味わいながらのんびりと走っていく。
ハスラーは50ccの割には結構走ってくれて、重い松千代を載せても結構余裕で土手を駆け上ることが出来る。
しかし、度々トルク不足のため、上りきれずにスタックすることも。でも軽いから怖くないし、力で持ち上げる
ことも出来るので安心して遊べた。 やっぱり良いね、50のオフ車は。
そうこうしているうちに、入間川と荒川の分岐点に到着。 今回の目的は荒川逆登りなので、荒川沿いに
上流へ進む。 途中どうしても行けない場所は一旦一般道に出て迂回してまた河原の土手に戻るということを
繰り返しながら走る。 だんだん川幅が狭くなるのと同時に何故か河原(土手の内側)は非常に広くなり、
土手の内側には畑やら家やら、公園、運動場なんかが立ち並び、川筋がまったく見えなくなった。
道もひたすら何もない土手上の道(しかも舗装)で非常につまらないがスピードは出せるのでどんどん
上流へ。遠くに霞んでいた山並みがずいぶんと近くなってきた。
そう言えば、Gをすっかり忘れていた。
奴にメールをすると、自分より先にいるらしい。 しかし、嘘に決まっている(実際にはかなり後ろにいた)
ので信じないことにする。 とりあえず、奴を待って合流する必要があるので、どこか適当な場所はと地図を
見ると、すぐ近くに吉見百穴というなにやら面白げな場所があったのでそこで待ち合わせをすることに。
今の場所からだと、荒川の支流の市野川を上流に上っていくとあるらしいので、市野川の合流点から市野川の
土手沿いに進む。この道は土手のすぐ下が川で、未舗装路のため随分と楽しめた。
そして吉見百穴へ到着。午後2時だった。
駐車場へバイクを止め、150円の入場料を払って中に入る。 昼飯がまだだったので売店兼食堂でうどんを
食べた。まだ当分Gは来そうにないので奴を待たずに百穴を見学することにした。(後にこれは大正解だった。
何故なら奴が到着したのはそれから一時間以上経ってからだった・・・・。)
吉見百穴についての詳しい説明は省くが、要は古代の墳墓の後らしい。 墳墓の穴に加えて戦時中に掘られた
軍需施設後の巨大なトンネルもあった。平日ともあってほとんど人がいなくってちょっと寂しかった。
墳墓の沢山ある山の急な階段を上ると松山市内が一望できる景色の良い場所があった。
一通り見てまわって、外に出た。コーヒーを飲みながら、15分位待ったがGは一向に現れない上、時間
も遅くなる為、帰路につくことにする。 帰り道はやはりオフを楽しみながら帰りたいので、来た道をひたすら
戻ることにする。 吉見百穴を出て市野川の土手に上がってもう一度Gに、メールではなく電話で連絡をする。
奴はすぐ近くにいると言っているので、信用できないがとりあえず土手の上で待つことにする。 ただ待っている
のも退屈なので、バイクを磨いたり、川に石を投げて遊んだりしながら待つこと30分、やっと来やがった。
とりあえずGとの合流を果たしたので記念写真を撮って、河原沿いに帰路につく。
帰り道も土手を登ったり下ったり、オフを楽しみながらのんびりと走っていった。 市野川から荒川に合流し、
荒川の土手沿いに下っていくと、広い河原に飛行場が見えてきた。 空を見ると無数のパラグライダーが降下
してきた。面白そうなので滑走路横にバイクを止め、しばし見学することに。 セスナの離着陸やパラグライダー
を見ているといつかは飛行機の免許も取りたいなとGと話した。 夕焼けをバックに離陸していく飛行機は
とても幻想的だった。 ちなみにここはホンダエアポートというらしい。
さて、今回の旅もいよいよ終わりである。 もうすっかりと日が暮れて真っ暗になった土手の上をひたすら
走って行く。 ゴールはスタート地点の笹目橋。 そして旅の最後は、いつものように焼肉屋で食事して解散。
今回も無事に楽しいツーリングを終えられました。
おしまい。
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