Tuono タイヤ交換挑戦
平成19年7月16日

タイヤ交換の道具です。
タイヤレバー×3本
リムガード×4個
クランプ×2個(ビード落とし用)
中性洗剤×1本(ビードワックスの代わり)
強力ツインフットポンプ
むし外し×1個
平行器×1個
自作バランサー乙型+ステンレスシャフト(16パイ)×1本
バランスウェイト(60g)×3個
今日は初めてタイヤ交換をやってみました。 自前にネットで色々と情報を収集し、適当に道具を揃え、バランサーも自作して挑戦しました。
自分で出来れば、工賃が浮くし、ネットで格安のタイヤを通販で買うことも出来ますし、知り合いから程度の良い中古タイヤを譲ってもらうこともできます。  やはりタイヤは一番の消耗品(しかも高い)ですし、家族持ちの松千代はとにかく少しでも維持費をセーブしたいので自力でやることにしました。
ノウハウも無く全て初めてのことでしたので多少というかかなりまごつきましたが何とか無事交換完了しました。
なんと3時間半もかかりました・・・・・・・・・・。 まあ、一人で初めてなんでこんなものでしょう。 で、思ったのが・・・・・・・
タイヤ交換は慣れと体力、あとできればちゃんとした道具を使うことですね。 とりあえず、以下に苦労話を写真付きで説明します。
まず、タイヤ交換の作業に入る前に、先日の転倒で破損したバックステップとフレームスライダーのパーツが届いたので修理しました。 この作業は20分程で終了。
これが今回譲ってもらったメッツラーのレーステックK2(ミディアムコンパウンド)です。中古ですが程度は良いです。こいつをこれから装着します。
前輪をジャッキアップし、ホイールを外します。交換するタイヤを下に敷いてディスクが地面に当たらないようにして作業します。 ムシ外しでムシを抜くと凄い勢いでエアーが抜けますので、ムシを飛ばさないように。で、この後ビードを落とす作業なんですが・・・・・・・・
松千代はビードブレーカーではなくホームセンターで売ってるクランプを使ってタイヤを挟んで落とす方法を試してみたんですが、これが滅茶苦茶大変です。 なかなかビードが落ちず、大汗かいて色々とやって最終的にはなんとか落とせましたが、ビードブレーカーがあれば確実に1時間は作業時間が短縮できたでしょう。 ようやっと片方落としたらもう片方も落とす必要がありますのでこれでかなり気力、体力を消耗しました。 これからやってみようかという人は迷わずビートブレーカーを買いましょう。アストロで3000円程です。
ビードをやっとこさ落としたら今度はタイヤをホイールから外す作業です。 リムにリムプロテクターを付け、タイヤレバーを駆使して外します。 これがまたとても体力を使います。松千代はタイヤレバーの使い方が慣れてなくって最初は全然外す事が出来ませんでした。
コツはレバーをかける幅なんですが、どのくらいの幅で使えば良いのか全く判らずかなり苦労しました。 作業中の写真が無いのは撮ってる余裕が無かったんです。
で、なんとかタイヤをホイールから外し、そこで自作ホイールバランサーの出番です。 
一般的にホイールの重点はエアーバルブの位置であり、そこにタイヤの軽点を合わせるのですが、試しにウェイトを全部外しホイールだけでバランスをとってみるとどうもバルブの位置では無いようです。何回やってもバルブと違う1点がだいたい下になるのでそこがこのホイールの重点なのでしょう。そこにテープでマーキングします。
タイヤのビード部分にビードワックスならぬ中性洗剤を一周塗ってマーキングした位置とタイヤの軽点を合わせ、ホイールをタイヤに押し込みます。この時タイヤの回転方向とホイールの回転方向を合わせるように注意して入れます。片側は簡単に入りますが、もう片方を入れるのにまたしばし格闘しました。 これもやはりタイヤレバーの使い方がマズイので上手く行きませんでした。 苦闘の末なんとか嵌めこみに成功しました。 そして当初最大の難関であろうと思われていたビード上げの作業です。何故難関かというとコンプレッサーを持っていないからです。 数あるネットのタイヤ交換作業でも、ほとんどがコンプレッサーで一気にエアーを入れることでビードを上げてます。 1つを除いては。 そのサイトには強力なツインタイプのフットポンプならビードは上げられると書いてありました。 松千代はガススタンドにホイールを持っていくのは嫌なのでもちろんその方法を採用することにしてみました。 で、実際にやってみるといとも簡単にビードが上がりました!!  タイヤをホイールに嵌めこんだ時点で8割がたビードは上がっている(上がってなかったらタイヤを軽く地面にバウンドさせながら1周させればだいたい上がる)ので後は上がっていない部分を上にして上からその部分を押さえるようにして空気を入れていけば(だからフットポンプだったのか〜)空気が漏れずパン、パンと二回の大きな音がしてビードが完全に上がります。 で、規定の空気圧を入れ、バランサーに載せます。バランスを取る時、傾いていると上手くないので平行器を使って平行な場所で行うようにしましょう。 軽く回して停止する一番下になる場所にマーキングをして何回か回します。 だいたい同じ場所が一番下で停止するようならその場所を真横にして逆の場所にバランスが取れるだけのカウンターウェイトをセロテープで仮止めします。これでホイールが動かなければだいたいOKです。試しに何度か軽く回してみて停止する場所がバラつけば問題無しでバランス取り終了です。ウェイトを本留めし、上からハンマーで軽く叩いて密着させます。
いきなり後輪です。 ちなみにこれはまだ交換前でレンスポを履いてます。 バランサーにリアホイールが入るかどうか試しに載せてみました。 ちなみにバランスはしっかりと取れてました。
リアタイヤの交換は、分厚い分フロントタイヤより全てにおいて大変と聞いていたのですが、作業に慣れてタイヤレバーの使い方もうまくなってきたのか前輪よりも簡単にできました。 ビード上げもフットポンプで問題なく上がりました。コツさえつかめば簡単ですね。ただ、ビード落としはやはりかなり苦労しましたので、次回のタイヤ交換までにはアストロのビードブレーカー買おうかと思案中です。 で、写真のリアタイヤのバランス取りですが、フロントタイヤより大きく重いせいかバランスもはっきりと出てやり易かったです。 新しいバランスウェイトを貼り付けてバランスチェックをして停止位置がバラつけばOKです。
しかし、この自作バランサー、思ったよりちゃんとバランス取り出来るので驚きました。
無事作業終了。
この後近所をテストライドして問題無いことを確認しました。
転倒の修理もありましたが作業開始から3時間半かかりました。転倒での負傷(右手の親指の捻挫で力が入れられない、左膝が痛くてつけない等)がまだ痛いので結構辛かったのはありますがいくらなんでも時間かかり過ぎです。
次回は2時間位で終わらせたいです。 それにはビードブレーカーですかね。やっぱり。