オイル:Agip TEC-4T
プラグ:デンソーイリジウムパワー
ブレーキフルード:ホンダ純正
今日は松千代号のメンテナンスを行うことにしました。
本日のメニューは、以下の通りである。

@オイル交換
Aクラッチフルード交換
Bプラグ交換

さて、まずオイル交換であるが、松千代号は1000km点検の時(2月)に交換したのであるが、松千代は純正指定のAgipを入れたかったのであるが、Agipは取り扱っていないとのことなので、その時はWakos4CT(たぶん10W-40)を入れたのであった。 
そんなこんなで3000kmの今回は晴れて純正指定のAgipTEC-4T(15W-50)を自分で入れることにしたのである。 ティグクラフトのお勧めはCompetitionであるが、予算の都合でTEC-4Tと相成りました。 (TECは2000円/L、Compは3500円/L)

取り扱い説明書には、「リアスタンドを使ってバイクを垂直に立ててアンダーカウルを外して作業をする」と書いてあるが、松千代はスタンドを持っていないので、代わりにサイドスタンドとホンダ純正のオフロード車用のエマージェンシースタンドなるものを使ってバイクを垂直に固定した。

これがエマージェンシースタンド

このように垂直に固定

アンダーカウルを外し、オイルタンクの下のドレンボルトを外すと活きよい良く汚れたオイルが噴出して来た。 ドライサンプのトゥオーノの場合、オイルタンクの下のボルトと、エンジン側のオイルフィルターの所にあるドレンボルトの両方からオイルを抜かなければならないので、フィルター側のボルトも外し、エンジン内のオイルを抜く。

オイルタンク下から

フィルタードレンから

オイルタンク下のドレンボルトにはドレンパッキンワッシャーがあり、オイル交換時には状態を見て交換が必要な場合は交換するとマニュアルにあるが、このワッシャー、アプリリア純正品だと、なんと800円もするのである。 バイク屋に聞くと「2回位なら再利用しても大丈夫」とのことなので、今回は再利用にする。 次回以降は同じサイズの汎用品を買おうと思う。
また、フィルタードレンのボルトにはマグネットが付いており、そこに付着している細かい金属片も取り除く。

これが800円のワッシャー

先の尖っている部分がマグネット

ドレンボルトをトルクレンチを使って規定トルクで締め、3.7Lの新しいオイルを注入する。 暖機をしてレベルを計りオイル量を微調整する。 以上でオイル交換は終了。 試運転をするとややシフトが固くなったような感じであるが、15Wに粘度を上げたので良しとする。

次にクラッチフルードの交換であるが、トゥオーノの場合何故かクラッチフルードがイカ墨のように真っ黒になってしまう。 ミーティングの時に他のトゥオーノを見ても皆一様にイカ墨状態だったので、これはトゥオーノの持病かと思っていた。 

このように真っ黒・・に見える

まあ、交換すれば直るだろうなんて考えて今回交換することにしたのだが・・・・・・・・。
開けてびっくり、イカ墨のように黒いのはリザーバータンクの中のゴム部品の色だったのである。 フルード自体は非常に綺麗な状態で、交換の必要はなかったのであるが、先にエンジン側のブリーダーバルブからオイルを抜いてしまった為、エアを混入させてしまい仕方なく新しいフルードを入れてエア抜きをしました。

最後はプラグの交換である。 3000km走ったので一度プラグの状態を見たかったのと、取り扱い説明書には、「白金製のプラグ:VXプラグ?」がついていることになっているが実際についているのは普通のRプラグなので、思い切ってイリジウムプラグに換えてしまおうと思ったのである。(実はナップスで安売りしていたので衝動買いしてしまった。)
まず、取り扱い説明書に従って、タンクを持ち上げ車体付属の専用ステ―で固定する。

このように開きます。
まるでイタリアンスーパーカーのよう。
エンジン上部があらわになって初めて知ったが、このバイク物凄くプラグ交換がしにくいのである。
後のシリンダーの2本(デュアルスパークなので2本)は車載工具のプラグレンチで比較的簡単に交換できるのであるが、前のシリンダーの2本は地獄のように難しい。 プラグ周りのスペースが非常に狭く、松千代の大きな手だとプラグに届くどころかプラグキャップも外せないのである。 結局松千代の持っている工具を総動員し、1時間以上かかってやっとプラグの交換は完了したが、お金があるのであれば迷わずバイク屋にお願いした方が良いと思われる作業である。

左がノーマルのRプラグ
右がイリジウムパワー

イリジウムに換えての変化は、まだツーリングに行っていないのでなんとも言えないが、エンジンのかかりは良くなったような感じを受けた。(新しいプラグだから当たり前か。)
来週はツーリングで変化を体感しよう。